| 飛躍的な進歩を遂げたマシンビジョンソフトウェア HALCON 8.0 |
| 株式会社リンクス 村上慶 |
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6. 文字認識:OCR |
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文字認識の分類エンジンとして,サポートベクターマシン(SVM)をサポートしている。SVMを活用することにより,文字の認識精度を従来より向上させることができ,MNIST標準規格に定められた画像の文字を認識させると,0.65%の誤認識率という驚異的な数字を実現する。また,更なるSVMの特徴としては,フォントのトレーニングを後で追加で実施することが可能である。そのほかにも,従来面倒だった文字領域の抽出が,直感的な手法で実現できるようになった(図7)。
※ MNIST: http://yann.lecun.com/exdb/mnist/
図7 文字認識
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7. データコード:印字品質 |
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2次元データコードの追加機能として,印字の品質検査が可能となった(図8)。品質基準 ISO/IEC 15415に準拠しており,ECC200, QRコード, PDF417に対応している。ランクは高品質のグレード4から,最低のグレード0までで分類することができる。
図8 データコード品質(グレード0)
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8. 分散モデルの機能拡張 |
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分散モデル(Variation Model)は,印字検査のアプリケーションを中心に広く活用されている機能である。文字の印刷や回路パターンの短絡・ショートを検出する際,良品サンプルとの画像差分では判断が厳しくなりすぎるが,ある程度の許容を持たせるべく良品画像を複数トレーニングすることで,分散モデルを作成する。近年の,特にラインセンサーによる画像サイズの増大により,分散モデルを1枚の画像から取得したり,トレーニング終了後に再度トレーニングは行わないため,使用したトレーニング画像を開放するなど,メモリー管理を中心とした追加機能を豊富に揃えている。また,分散モデルに対して明るい欠陥と暗い欠陥を区別して抽出できるようになった(図9)。
図9 分散モデルの機能拡張
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9. 四角形計測(近似) |
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従来のHALCONではエッジデータ(XLD)から,円・楕円・直線で近似して計測を行う機能が提供されていた。今回のHALCON 8.0では新しく四角形への近似が可能となり,四角形成分を持つ対象物の計測がより高精度・高速・簡易に実現できるようになった。特に半導体のパッド面積の計測などに効果を発揮する(図10)。
図10 四角形計測(近似)
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